今日は、国立市の〇様宅で朝からワックス剥離と艶消しワックス施工で長い1日になりうそうです。ハリキッテ参りましょう!
長年賃貸に出していた自宅に今度戻って来る事になったので、自分たちで黒く汚れた床のワックスを剥離しようと始めてみたけど、ワックスの剝離がこんなにに大変だと思わなったとか!
市販の剥離剤購入して自分たちでやり始めたけんだけど、直ぐに無理だと分かって業者探したそうです。
ご自分達でちょっと剥離作業した玄関前の1m×1mぐらい?ちゃんと剥離した手前と奥で境目が見えるので上手です。
20畳あるリビングを中腰の姿勢で少しずつ少しずつ固着したワックス溶かしながら手で擦っていく作業は、泣きたくなるぐらいシンドクて大変な作業です。
そしてちょっと油断すると剥離剤はpH(ペーハー)値が12~14と高く、強アルカリに分類され一瞬で床面に深刻なダメージを与えてしまいます。
(中性のモノもありますが)リンレイ ハクリ剤製品について
剥離剤の浸透による床板のめくれ、変色、焼け、等々で深刻なダメージ与えてしまうと原状回復はまず無理です。
色合わせなど考慮すると全面張り替えのような大事になってしまう事も。
ハウスクリーニングのメニュの中でも特に難しい仕事だと思います。
話が前後します。
〇様は何社か見積もり取ってとか考えていたらしいのですが、電話頂いた後日、現調と見積もりを兼ねて伺い一通り説明終えると、もういいは面倒だし、あなたに頼むからと言われご依頼頂きました、ありがとうございます。
そして本日伺うと、結構な量の家具や生活用品が全て和室に移動されています、契約上のお約束どうりですがとても助かります!
1メート幅ぐらいに仕切って剥離剤を塗っていき、ワックスが反応しだしたらポリッシャー回して剥離していきます。
古いフローリングなので床のめくれが心配で軽量のポリッシャー回しています。
この家の賃貸管理を任せていた業者が賃借人が入れ替わる度に、古いワックスに上塗りを繰り返していたそうで、剥離始めると何層にも厚塗りされたワックスでドロドロ状態になり写真撮ってるどころではなくなりました。
全て剥離が終わったら乾燥させる時間も兼ねて昼食休憩に。
急いで昼食済ませ帰り道にちょっと立ち寄って見てきたのが「谷保の城山」と呼ばれる史跡。
中世の城館跡であるらしい一帯は「歴史環境保全地域」に指定され、武蔵野の雑木林が残されています。
竹に囲まれている何かを見かけるとどうしても近くに行ってみたい衝動が抑えられない。
古い井戸でした、夜中だったら絶対近寄れません。
子供の頃TVで見た『どろろ』があまりに怖くて、お寺や神社に近づけない時期がありました。
戻ってきました、剝離が終わり乾いた状態の床面です。
仕上げは光沢の無い落ち着いた床に仕上げて欲しいとの依頼なので、ハイテクフローリングコートつや消し40で!
つや消しワックスの施工が済んだ床面です。写真だと剥離洗浄後の床となんだか変わらないような感じに見えますね、でも目で見ると落ち着いた風合いでとても奇麗になりました。
まだ遠方に住んでいる〇様に仕上げの写真をスマホで送らせて頂きました、実物の方がもっと奇麗ですよとお伝えすると、写真の仕上がりでも十分奇麗だと満足して頂けてようで良かったです。
滅多にない艶消しワックスの施工で私もちょっと心配でしたが、施工によるフローリング床の事故もなく済んでホッとしています。
〇様ご依頼頂きありがとうございました。